ピッチイン

実機について 1981年、ナムコから登場。
筐体やプレイフィールドはネットに囲まれており、本格的な設備のピッチングシミュレーターである。
クレジットを投入すると、筐体右下からボールが排出される。
特定の位置に立ち、筐体に表示されているキャッチャーのミットに目掛けてボールを投げる。
ミットにボールが激突するとボールのスピードが計測され、筐体上部のパネルに表示される。
投球チャンスは3回。ベストスコアは電源が落とされるまで筐体に表示される。

同時期に登場した姉妹作として「バッティングチャンス」も登場。
但し、本格的なシミュレーターでは無く、一種の反射神経ゲームである。

作品について&戯言 筐体本体は他の作品と基本は変わらず。パンフレットの写真もイイ感じに写っていたので、
製作に難儀しそうなキャッチャーのイラストも、ほぼそのまま使用出来ました♪
ネットは薬局で購入したガーゼです。
筐体本体の製作は簡単でしたが、本体と別付けのネットの方は相当面倒でした(笑)
「バッティングチャンス」と同時進行の予定だったのに、今まで掛かっていたのはコレが原因でしたから。
ネットを張るフレームを組むのも、ガーゼをグリーンに染めるのもそれなりに手間掛かってます。
一応本物っぽく遊べるように、バネの力で弾を飛ばす発射台も作ってみようかとも思いまして、
簡易的ながら実際に投げた球がリターンする機構もありますが、ホントに戻るかどうか未だ実験してないっす…

当時のゲーム機としては、かなり大型で異色の筐体です。最早エレメカの域を超えてるような…
ナムコは創業時から遊園地やデパートの屋上などに販路を持つだけに、こういう大型筐体のラインナップも
ビデオゲーム全盛期以前から扱っていたんですねぇ…
残念ながら作者はプレイした事がありませんが、似たような設備は「ラウンドワン」の「スポッチャ」などにも置いてあったりしますね。
でも、一般的なスピードガンと違って、ボールの衝撃で測定しても正しい数値が出るのかなぁ…?


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